大学を卒業して酒屋を継いだ。
早くに親父が亡くなりお袋一人で支えてきた酒屋。
酒屋といっても田舎のコンビニの前身であるYショップヤマザキ。
近所のおじいさん、おばあさんが食料品を買いにくる。
当時は、バブルが弾けたばかり。
コンビニはどんどん出来てくる。
安売りもたくさん出来た。
飲み屋さんにビールや日本酒を配達して売上を確保する。
しかし、年々利益が出なくなっていく。
在庫が増えて安売りしてたら当たり前。
今はわかるが当時はわからなかった。
酒屋から活路を見出してBARをやる。
田舎でカウンターだけのバー。
お客様が帰る時に、マスターありがとうと言ってくれた。
身体に電気が走った!
酒屋では、あまりありがとうを言われない。早くもってこい、安くしろ!
お金をいただいて尚且つありがとうと言ってもらえる。
この素晴らしい商売をやっていこうと決めた。
バーは流行った。
これでいける。
朝、6時半に起きて自動販売機を拭く。
それから車にビールを積み配達する。
夜19時からバーが始まる。
配達はアルバイトと交代して蝶ネクタイをする。
24時までのバーだけど終わらない。
お客様は、遅くにも来る。
結局夜中3時くらいまでやる。
また朝6時半から自動販売機を拭く。
睡眠時間2、3時間。
この生活を5年やった。
そんな時に茂原に物件の話が来た。
居酒屋をやろう。
飲食店を本業にしたい。
私は酒屋とバーがあるから店長を探そうと。
33歳の時。
人生で一番信頼できるやつ。
中学の同級生にいた。
その同級生にお願いする。
断られる。
なんどもなんどもお願いにいった。
3ヶ月目にじゃあやるかと受けてくれた。
その同級生が丸島敏男。
その丸島の丸をとって「まる」
今は専務取締役で会社を支えてくれている。
本当にありがたい。
丸島専務と一緒に人生の成功を手にするのが私の夢である。
まる物語でした(^_^)v